2006年06月25日
葵の紋とわさび
徳川家康も食べていた。わさびの紋は「葵の紋」に似ています。
幕府を開いた後、駿府城に隠居していた徳川家康に、静岡のおく、有東木の庄屋
がわさびを献上したことがわさび栽培の起源と言われています。
山葵栽培は今からさかのぼること、約四百年前の昔、慶長年間に有東木沢の源
流である「山葵山」に自生していたものをある時村人が採集して村内の井戸頭とい
う湧水地に栽培したところ、これが適地であり成長繁殖した。
そこで村人達がこぞって栽培を試み、やがて栽培法は各地に広められたので、
有東木を山葵栽培発祥の地と言う。
慶長12年7月(1607)駿府城に入城した大御所徳川家康公に山葵を献上したと
ころその珍味の程に天下の逸品と嘉賞し、ついに有東木から門外不出の御法度
品とした。
また徳川家の家紋が葵の紋であったことから、ことさら珍重したと言われている。
わさびと言えば伊豆天城が有名ですが、享元年(1744)三島の代官斉藤喜六郎
の命を受けた伊豆天城の住人板垣勘四郎が椎茸栽培の師としてこの地に派遣さ
れ、任務を終えた板垣は帰国に際し、庄屋が弁当籠に忍ばせた山葵の苗を密か
に持ち帰り栽培したのが伊豆の山葵栽培の始まりと言われております。
毎日扱うわさびにはこのような伝説があります。
Posted by 菜乃屋の哲ちゃん at 08:02│Comments(0)
│わさび漬